カオス（KHAOS）

1989年26歳の私はベルリンの壁か崩壊する前のインドを見た。恐ろしかったし夢を見たし自分を見た。2ヶ月の旅の最後の夜にニューデリーのインペリアルホテルで詩を書き上げた。26歳の新鮮な感性でだ。青臭いところもあるが、歳を取るにつれなかなかストレートに書けないものだ。そんな詩を新しいメロディでリバイバルさせたてみたい。

カオス（KHAOS）

俺はインドが怖かった
起きているのか寝ているのか
それとも死んでいるのか
そんなわからない奴が
闇の中から　闇の中から
手をのばす

俺はインドで夢を見た
死者を葬る炎と
夕日の紅光の中
人は必ず　
死んでしまっても　死んでしまっても
蘇る　

俺はインドで俺を見た
いつも何かに怯えて
そして何かを求めてる
そんなくだらない奴は
跳んでしまっても　跳んでしまっても
堕ちてゆく　

KHAOS
KHAOS
KHAOS
KHAOS