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「バッファロー’66」

5年ぶりに出所し、故郷バッファローに帰ることになったビリー。ところが彼は故郷の両親に服役していたことを隠していて、政府の仕事につき遠くで妻とリッチに暮らしているとウソをついていた。その上、母親との電話で”恋女房”を連れて帰ると、約束をしてしまう。思いあまったビリーは、通りすがりの女レイラを拉致。両親の前で自分の妻を演じるように脅迫する。賢いレイラは、誰かに愛されたいと願いながらも、触れられることさえ拒んでしまう不器用なビリーのことをすぐに見抜き、そっと寄り添ってあげるのだった…。
ヴィンセント・ギャロ(ビリー)クリスティーナ・リッチ(レイラ)が演じる不思議なファンタジック・ラブ・ストーリー。
映像の感触やカット割りを観ていて、思わず、1960年代終わりから70年代のアメリカンニューシネマだと思い込んでいた私は、ネットで調べて、1998年の作品だと知って驚いてしまった。
ボーリング場ではキングと呼ばれていたビリー。ビリーが暗殺の計画の電話をしている間に、レイラはなんと、King Crimsonの「 Moonchild」にあわせてステップを踏んで踊る。このシーンは是非、観てもらいたい。
http://www.youtube.com/watch?v=ACXcrTZ8gqY&feature=related

暗殺を実行するシーンではYESの「Heart Of The Sunrise」が・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=8_l4-TMq4yI

しかし、これは夢落ちのハッピーエンドへ。(愛こそすべて!・・・ネタばれですみません)
プログレ好き、『真夜中のカーボーイ』なんかが好きな人には、是非、観ていただきたい作品だ。

66.jpg
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キヨモジ

ボンクラの友達に電話で泣き言いった直後にまた自慢する男…ラストも最高です。妄想の復讐シーンはYESの「燃える朝焼け」。
by キヨモジ (2009-06-15 00:08) 

take

ヴィンセント・ギャロはアンディ・ウォーホルのあの時代、パンクなんかりして、アンダーグラウンドな活動に参加していてたみたいやね。
だから、はじめから上映する気もない映画を撮った。
結果的には大成功。
「ブラウン・バニー」も観てみたい!
by take (2009-06-15 01:46) 

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