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カルロス・ヌニェス『アルボラーダ・ド・ブラジル』

浪花音吉堂さんから「タケちゃん、絶対ハマるで」と
「カルロス・ヌニェス」の新譜をプレゼントしてもらいました。

私は、チーフタンズも好きで、「マラボアの海」を意訳して、歌ったりもしておりました。90年代からは、ブラジル音楽(特にバイーア)に傾倒していたので、とても嬉しかったです。CDを聴いた瞬間から完全にハマってしまいました。
そこには、めくるめく世界があり、打ち込みやHIP HOPの要素も取り入れていて「このアルバムはいったいなんなんだと」その斬新さに驚き、家で作業しているときは、ずっと聴いております。ブラジル音楽やケルトなんかの垣野を遥かに超越しておりますので、興味のある方は、ご購入されても絶対に損はないと思います。


ブラジル.jpg

ALBORADA DO BRASIL


1-1(3:55) アルボラーダ・デ・ロサリーア
演奏:カルロス・ヌニェス/アーティスト:フェルナンダ・タカイ
1-2(3:05) ヴォウ・ヴィヴェンド
演奏:カルロス・ヌニェス
1-3(2:23) アルヴォラーダ・ヂ・カルトーラ
演奏:カルロス・ヌニェス/アーティスト:ウィルソン・ダス・ネヴィス
1-4(5:33) ナウ・ブレトーア
演奏:カルロス・ヌニェス/アーティスト:レニーニ
1-5(2:58) ガイタ
演奏:カルロス・ヌニェス/アーティスト:アドリアーナ・カルカニョット
1-6(4:17) ショッチス・ウニヴェルシターリオス
演奏:カルロス・ヌニェス
1-7(3:28) コラサォン・ブラジレイロ
演奏:カルロス・ヌニェス/アーティスト:ルイーザ・マイタ
1-8(4:08) Y-ブラジル
演奏:カルロス・ヌニェス
1-9(2:51) ポンタ・ヂ・アレイア
演奏:カルロス・ヌニェス
1-10(3:19) パダリーア・エレートリカ・ダ・バーハ
演奏:カルロス・ヌニェス/アーティスト:カルリーニョス・ブラウン
1-11(3:06) マシーシ・ヂ・フェーホ
演奏:カルロス・ヌニェス
1-12(3:13) フェイラ・ヂ・マンガイオ
演奏:カルロス・ヌニェス
1-13(4:00) アッスン・プレト/アーザ・ブランカ
演奏:カルロス・ヌニェス


■浪花音吉堂さんの解説(私から依頼させて頂きました)

スペインのガイタ/リコーダー奏者のカルロス・ヌニェスの名
前を知ったのは、チーフテンズのケルト音楽の傑作『サンティ
アーゴ』(96年)で、そのアルバムのコンセプトを提供し、7
人目のチーフテンズと呼ばれツアーにも参加したのが彼でした
。バスクからは西へ、ポルトガルからは北へ向かう“巡礼の道
”(サンティアーゴ・デ・コンポステーラ)と、ガリシア地方
(スペイン北西部)から中南米へ向けての移民などをテーマに
したアルバムで、今回の作品は彼にとってはそれ以来の南米を
テーマにしたものとしては13年ぶりのアルバムとなります。今
回のコンセプトはブラジル。20世紀の始めに大西洋をはさみ対
岸の国ブラジルに渡り消息を絶った、彼にとっては曾祖父にあ
たるミュージシャンの足跡を辿る、彼の個人/家族史ともいえ
るもので、当然のこと安易なブラジル風サウンドにはなっては
いません。レニーニ(今年出た新作も最高!)の参加やカルリ
ーニョス・ブラウンなどとのオリジナル曲、ブラジル音楽の巨
人“カルトーラ”のサンバ。ミルトン・ナシメントの名曲「ポ
ンタ・ヂ・アレイア」をガイタ(ガリシア地方の小型のバグパ
イプ)のインスト曲に仕上げ、ブラジルとケルト/アイリッシ
ュ音楽の共通点がよくわかるなど聴きどころが満載です。掘り
下げて聴くと、世界中の音楽はその奥底でつながっているのだ
なと思わせる、ブラジル音楽を日頃から聴きなれている人にも
、ケルト音楽の好きな人にも、どちらもあまり聴いた事の無い
人にもおすすめの、敷き居は低いが奥の深いアルバムです。

おすすめCD/浪花音吉堂

私はやはりレニーニが好きなので、4曲目の「ナウ・ブレトーア」を
アメブロ「竹村公成の第二ブログ」にUPさせて頂きましたので、
是非、お聴きになってください。

「竹村公成の第二ブログ」
http://ameblo.jp/kosei-takemura/entry-10391073750.html
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コメント 2

「つる」@Dr

ケルト音楽は、オーセンティックなのしか聞いた事なかったけど、これは面白いですね!
たしかにエレクトリックと生の絶妙なバランスで、とても聞きやすい。
ラテンの匂いもして・・・日本も音楽でつながってますかね〜。

と、いうか、つなげましょう!!

音楽も心も、そして愛も☆
by 「つる」@Dr (2009-11-20 16:21) 

take

あえて、レニーニを選びましたが、
とんでもなくPOPな曲もあります。
それは、サンディーなんかも連想してしまって、
クロンチョンから沖縄音楽〜ハワイアンの流れも感じたりします。

久保田麻琴さんや、細野晴臣さんらがすでに日本とつなげてくれているように思います。

その第二世代にいる我々も、つるちゃんの言うように、
音楽も心も、そして愛もつなげていきましょう!!


by take (2009-11-21 09:14) 

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