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新グレートジャーニー

昨晩「新グレートジャーニー」という番組をやっていた。
探検家であり、医者であり、文化人類学者の関野吉晴氏が、日本人がどこから来たのかを探る旅をするのである。北方ルート、南方ルート、海上ルートという仮説を立て、今回は第一弾として北方ルートを選んだのである。
モンゴルからシベリアへ、そしてアムール川を下り、冬の凍りついた間宮海峡を徒歩で渡り、サハリンを縦断して、カヤックで北海道の宗谷岬へと至る旅であった。

私がグレートジャーニーのことを知ったのは、だーしゃさんの「未完成の地図」というHPを見たのが始めてであった。
90年代に放送されていたのだが、そのころ私は忙しくてテレビを見ることが少なく見過ごしてしまっていた。
見たこともなかったし、説明するのが困難なので、以下はグレートジャーニーのHPから抜粋する。

およそ700万年前、東アフリカで誕生したといわれる人類。
現在の人類ホモ・サピエンスもまた、およそ10万年前にアフリカで進化をとげた後、気の遠 なるような長い旅に出る。
特にユーラシア大陸を横断し、ベーリング海峡を渡り、南米最南端まで到達したルートは5万キロにもおよんだ。
イギリスの考古学者ブライアン・M・フェイガンは、この道のりを「グレートジャーニー」と名づけた。

関野吉晴は1993年に南米最南端ナバリーノ島を出発し、この大いなる人類拡散ルートを逆方向にたどった。ルールはただ一つ、近代的動力を使わないこと。
徒歩・自転車・カヤック、そして時には動物たちの力を借りながら、8年3ヵ月の歳月をかけて、人類誕生の地・東アフリカまで踏破したのである。

すごい人もいるもんである。
関野さんは今、南方ルートの旅に出ている途中なので、次回の放送が楽しみである。


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コメント 4

フォトデリック2号

こんにちは。
僕もその番組観たかったんですけど、なんせテレビのチャンネル権が子供にあるので…。
とりあえずビデオに録画してますので、近いうちに観ようと思ってます。
人類はどういう理由でたいへんな旅をして世界中に拡がっていったのでしょうね?
観ればわかるのかな?
by フォトデリック2号 (2006-08-13 20:00) 

take

>フォトデリック2号さん

コメントありがとうございます。
難しい質問ですね。これには色々な説があるらしいですよ。
今回の北方ルートの中では、ヒマラヤの北に移動した人類は、トナカイやマンモスなどの動物を狩る技術を身につけ、極寒のシベリアに適応していった。そして約2万年ほど前には地球の大寒冷化により、動物たちの生息域が大きく変化する。移動する獲物を追い、ある者はアラスカから新大陸に渡ってグレートジャーニーをなしとげ、そしてある者は、シベリアから当時陸続きだったサハリンを経由して、北海道に到達したと説明されていました。
私はそれより人類の肌の色がちがうのが不思議でなりません。アフリカにいたときはみんな黒かったに違いないと思うのですが、それがどうして黄色や白になっていったのでしょうか?それともアフリカにいるときから肌の色に違いがあったのか・・・、そんなことを考えていると夜も眠れなくなってしまいそうです。
by take (2006-08-14 00:29) 

フォトデリック2号

ようやくビデオを観ました。
いきなりせつない話で始まって悲しくなりましたが、最後まで興味深く観ました。
日本人のルーツには興味があるので次回の南方ルートが楽しみです。
日本は単一民族国家ということになってますけど、やっぱり違いますよね。
まぁ、元を正せばみんなアフリカから来てるんですけど。
by フォトデリック2号 (2006-08-17 10:32) 

take

>フォトデリック2号さん
日本が単一民族国家だなんて幻想に過ぎないと思います。
こんだけ血液型にばらつきがあるのも世界的に観れば
めずらしいらしいですよ。
by take (2006-08-17 13:00) 

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